長寿のお祝いの由来

①還暦のお祝い

還暦祝いは数え年の61歳となります。
昔は生まれた時が1歳だったので、実質現在の60歳が数え年の61歳となります。

還暦のお祝いは1/1~12/31の間にすればよいとされているので、60歳の誕生日のある年で、皆が集まりやすい時期に行うのが一般的のようです。

また、還暦のお祝いには何故赤いものを身につけたりするのでしょう?
古来、生まれたばかりの子供には、魔よけの力があると伝えられていた赤い産着を着せていました。
人間も60歳になって赤ちゃんに還るという意味から赤が還暦の色とされたようです。

②古希のお祝い

古希のお祝いは数え年の70歳ということで、実質69歳となります。
古希の風習は、昔は70歳まで生きる人は希であった…という内容の杜甫の曲江詩の中にある「人生七十古来稀」の句に由来しているそうです。
古希の色とされている紫は、気品や品格を備えた色として尊ばれており、長寿への敬意といたわりの心が込められた色とされていました。

③喜寿のお祝い

『喜』という漢字の草書体が『七十七』に見えるということから、七十七歳のお祝いを喜寿と呼ぶようになったと言われています。
喜寿の色、紫については古希と同様な理由からです。

④傘寿のお祝い

『傘』の漢字の略字が縦書きの『八十』に見えるということから、八十歳のお祝いを傘寿と呼ぶようになったと言われています。

⑤米寿のお祝い
『米』の字を分解すると『八十八』になるということから、八十八歳のお祝いを米寿と呼ぶようになったと言われています。
米寿及び傘寿の色、茶金については古希・喜寿を象徴する色が高貴な紫色であったため、さらに上となる色として選ばれたようです。

⑥卒寿のお祝い
『卒』の漢字の略字『卆』が『九十』に分解できるということから、九十歳のお祝いを卒寿と呼ぶようになったと言われています。

⑦白寿のお祝い
『百』の漢字から『一』を取ると『白』となるということから、九十九歳のお祝いを白寿と呼ぶようになったと言われています。
白寿及び卒寿の色、白は神聖さを表しているとされています。

 

長寿のお祝いは古来からあるお祝いで、気持ちを送るものとされています。
贈り主からの感謝の気持ちを言葉に変えて送る
『フォト書(SHO)長寿』

ぜひ長寿のお祝いの贈り物にひとふでやの『お名前詩』をどうぞ。